2015年7月22日水曜日

自閉症スペクトラム障害にまつわる連続性

 昨年DSM-5の日本語版が出版され、今まで広汎性発達障害という名称で認識されていた概念が、自閉症スペクトラム障害という名前に変わった。とはいえ、広汎性発達障害と自閉症スペクトラム障害はその意味するところは全く同じではない。特に大きな違いは、それまでの広汎性発達障害のくくりの中では複数の下位カテゴリーとして区別されていたものが、自閉症スペクトラム障害ではひとまとまりの連続的な概念に変わったことである。
 僕は、自閉症に関連する様々な状態を理解する上で「連続性」は重要なキーワードになると考えている。自閉症スペクトラム障害内の連続性だけではなく、自閉症スペクトラム障害という概念の外へ向けた様々な連続性を考えることができる。このあたりの事情を解説した論文を書いたので、公開する。
 なお、この原稿の公開にあたり、「岡山ソーシャルワーカー協会」会長である中山哲哉様の承諾を得ている。

荻野竜也 (2015). 自閉症スペクトラム障害にまつわる連続性について. 福祉おかやま 32号:2-11.

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